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アメリカ・ニューイングランドの春夏秋冬と育児の話題など BYむう
by newengland12
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キンダーガーテン初日

実際には、バックパックにおやつを入れてやっただけのこと。
入園式のある日本と違って、キンダーガーテン初日といっても、特別なことは何もない。
ただ、昨夜から落ち着かなくて、今朝も早めに起きて準備を始めた。
入園の日に、母親がTシャツにジーンズ姿なんて、日本だったら学区で即有名になったかもしれない。

今朝7時半くらいまでは、私の車で学校に行くんだと、不安そうに言っていたジェイデンが、なぜか急に8時になって、「今日は最初の日だから、バスに乗って行く」と言い始めた。
スクールバスは、我が家の前に停まるとはいっても、後5分しかない。
準備は一応できていたので、急いで靴を履いて外へ出た。
新学期が始まってしばらくは、このバスの時間が遅れ気味になる。
学校に行きたくない子供が、あちこちにいて、駄々をこねているのかもしれない。
我が家の前にも、そんな1年生がいた。
ジェイデンは、バスに乗ると宣言した瞬間から、少しも不安な様子は見せず、ためらうことなくバスに乗って、行ってしまった。
私の元から巣立ったような気がした。

今日はマットが休みだったので、その後すぐにバスの後から車で学校に向かった。
先生に渡さないといけないものもあったし、一応初日は教室まで行こうと決めていたのだった。
学校に着いたバスから最初に降りて来たのは、ジェイデンだった。
どうやら、このバスに乗っている約30人のうち、今年キンダーに入ったのはジェイデンだけらしい。
校長先生が出迎えていて、手をつないでもらって建物の中へ誘導される。
今日は特別なので、私たち保護者も一緒について行った。
一旦、美術室のようなところにキンダーの子供たちが集まり、1列になって教室へ歩いて行く。
途中、その一行を見ていた先生方が、「可愛いね〜」と目を細めて言っていた。
小学校教師をしている義姉が、
「毎年秋に、新しいキンダーの子供たちを見ると、とっても可愛いく思える」と言っていたのを思い出した。
不安気な表情とか、落ち着かない仕草なんかが、余計そんな風に思わせるのかもしれない。

母親としては、大したことはしなかった1日だったけれど、これまでの5年間の育児に一区切りがついた気がして、どっと疲れが出た。
もうどんどん前に向いて進んで行っている。
「ちょっと待って」と言いたいのを我慢して、我が子の成長を見守ってやらないといけない。
喜ばしい気持ち半分、寂しい気持ち半分。
私の母も、こんな気持ちだったのだろうかと思うと、生意気な娘で申し訳なかったと謝りたくなる。
by newengland12 | 2009-09-02 10:46 | 育児関連
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